おおむらの看板の漢字
変体仮名が正体
古くから日本は、変体仮名という技法により、中国から伝わった旧漢字をひらがなに変換することがあった。 |
それを元に蕎麦屋の暖簾(のれん)の文字を紐解くと、こうなる。 |
幾: | いくつか。量。 |
楚: | ほっそりとした様子。あざやかな様子。 |
者: | 台上にしばを積み火をたくもの ※煮る人 |
本来の生蕎麦(きそば)とは | |
◆ | 添加物をほとんど使っていない混ぜものが極限まで少ない、純粋な蕎麦粉で作った蕎麦。 きそば = 十割 ということではない。 つなぎが二、蕎麦粉が八 であっても、これは純粋な蕎麦という判断を店主がすれば、それは『きそば』である。 |
◆ | 昔から老舗のれん蕎麦屋には、こうした暖簾の文字を名代(正しくは「なだい」と読む)の文字と共に掲げられている。 |
詳しくはSOBAUCHI楽常を参照