おおむらの看板の漢字

変体仮名が正体

古くから日本は、変体仮名という技法により、中国から伝わった旧漢字をひらがなに変換することがあった。

変体仮名

それを元に蕎麦屋の暖簾(のれん)の文字を紐解くと、こうなる。

漢字遷移

幾:いくつか。量。
楚:ほっそりとした様子。あざやかな様子。
者:台上にしばを積み火をたくもの ※煮る人
本来の生蕎麦(きそば)とは
添加物をほとんど使っていない混ぜものが極限まで少ない、純粋な蕎麦粉で作った蕎麦。
きそば = 十割 ということではない
つなぎが二、蕎麦粉が八 であっても、これは純粋な蕎麦という判断を店主がすれば、それは『きそば』である。
昔から老舗のれん蕎麦屋には、こうした暖簾の文字を名代(正しくは「なだい」と読む)の文字と共に掲げられている。


詳しくはSOBAUCHI楽常を参照